2012年03月30日

農業は七次産業!?

とまです・・・1年ぶりの登場でしょうか(face07)。

  この3月で息子が大学を卒業したのですが、悲しいことに就職がなく、私の知り合いの渥美の農家で1年間研修をさせてもらうことになりました。可愛い山羊さんのいる農場には、子供たちのファームステイや、国内外からも研修に来る人たちが後を絶ちません。

農業は七次産業!?


  いま六次産業(一次×二次×三次=六次=農商工連携)が注目されていますが、この農家は農業の持つ教育効果や福祉効果にも注目して、七次産業を広めようとしています。

  有名なキリスト者の社会活動家・賀川豊彦さんは、生前、立体農業を提唱し、お弟子さんたちが実践をしました。立体農業とは、米や野菜などの平面農業だけでなく、果樹、とくに栄養価の高い栗、くるみ、柿、いちじくなどの樹木作物の栽培をし、さらに畜産を併せ、物質循環をさせる農業です。

  賀川さんは、三愛主義を立体農業の土台に置いています。神を愛し、人を愛し、土を愛する。「土を愛する」というところがミソですね。土をいじめない、例えば、有機農業が土を愛する農業の典型でしょうか。

  ところで、聖書の冒頭「創世記」には、善悪を知る木の実を食べたアダムとエバが「エデンの園」を追放される物語が登場しますが、賀川さんは面白い解釈をしています。神様は、本当は、樹木作物の栽培を含む立体農業を人類にさせたかったんだけど、それを無視して穀物中心の平面農業をした結果、環境を破壊することになってしまった、これが楽園追放物語の意味だ、という趣旨のことを述べているんですね。

  ん~、本当かどうかわかりませんが、立体農業→七次産業は、今だからこそ可能性があるように感じます。

  息子の挑戦を応援したいです!(親バカでスミマセンface10

                             以上、とま、でした。

  



Posted by 豊橋セル at 12:40│Comments(2)
この記事へのコメント
7次産業、面白い着想ですね。記事を読んでいて、奇跡のリンゴ(農薬不使用でリンゴを栽培したことで有名になった)の木村さんを思い出しました。土が本来持っている力を十分引き出してやれば、植物は自然の法則の中で生長するのでしょうね。

ただ、創世記にあるように、罪によって土地がのろわれてしまったというのも事実であるなら、私たちが耕す地も購われる必要があるのかもしれません。

昔教会で見たトランスフォーメーションというビデオの中で、リバイバルが起きている地で収穫されたニンジンが通常の倍以上の大きさをしていることに、かなり驚きました。日本でもそんなことが起きたらいいな~と思います。
Posted by キャーマン at 2012年03月30日 21:57
キャーマンさん、ニンジンの話、興味深いです。「人は創造しない。ただ自然のなかに発見するだけだ。」と言った人がいますが(たしかアントニオ・ガウディ?)、人間の力を過信する思想がヒューマニズム(人間中心主義)ですね。自然の不思議な力を通して、神様を見つめたいです。
Posted by とま at 2012年04月01日 09:40
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